【人に教えたくなる雑学】田んぼと雷の関係性

【人に教えたくなる雑学】田んぼと雷の関係性
こんちゃーす、M@G(TaBiBiTo_369)です。
今回は人に話したくなる雑学シリーズ第一弾となります。
雑学と言うと無意味な知識と思われがちですが、そんな事はなく先人の知識やお婆ちゃんの知恵袋といった、現代人にとって新たな知識や発見などが多くあります。
雷という文字の謎
雷という文字は『雨に田』と書きますが、なぜこの字になったのだろう。
きっと関係性があるに違いない、と素直に思いました。
その後調べてみると意外な答えが明らかに。
いい田んぼの条件
まずは田んぼについて調べてみることに。
土壌つくりには重要な3要素というものがあります。
- 窒素(N)
- リン酸(P)
- カリウム(K)
この3つが土壌の良し悪しを決める基本的な3要素となります。
窒素
窒素は、植物の育成に最も大きく影響する要素であり、植物を形成するたんぱく質や光合成に必要な葉緑素など物質の構成元素として重要です。
葉や茎などの成長に欠かせず、植物の体を大きくするため「葉肥(はごえ)」と言われている。
リン酸
リン酸は、遺伝情報の伝達やたんぱく質の合成などを担う核酸(DNA、RNA)の構成成分として重要です。
開花や結実を促すため「実肥(みごえ)」といわれている。
その他にも植物自身の生育、枝分かれ、根の伸長などを促す働きもあります。
カリウム
カリウムは、葉で作られた炭水化物を根に送り、根の発育を促すほか植物体を丈夫にし病気や寒さなどに対する抵抗力を高める働きがあるため「根肥(ねごえ)」と言われています。
田んぼと雷の関係性
昔から「雷が多い年は豊作になる」という言い伝えがありました。
その根拠については近年まで解明されていませんでしたが、2017年に島根県の高校生である池田啓介さん(当時18歳)がカイワレ大根と放電装置を使い研究。
その結果「雷を受けると植物は成長する」「放電すると水の中の窒素量が1.5倍になる」という実験結果を得た。
この結果をまとめ、学会誌に提出した所専門家からも高い評価を受けたとの事。
つまり、雷によって3大要素である窒素が空気中から田んぼの水へと流れ込み、その窒素を取り込んだ稲が大きくなるという事になります。
窒素は葉や茎を大きくする「葉肥(はごえ)」の役割ですので、見た目からも良く育っている事がわかります。
この事から先人は「雷が多い年は豊作になる」と考えたのでしょう。
稲妻と言う言葉

余談になりますが、稲妻という言葉も田んぼと密接な関わりがあります。
文字からもうお分かりかと思いますが、稲の妻(伴侶)という事で、やはりここからもわかるように、雷は稲とは切っても切れない深い関わりがある事がわかりますね。
まとめ
このように普段気にもとめない事から色んなことがわかるのが雑学の面白い所です。
僕自身も調べてみてここまで深い意味があったのかとびっくりしています。
長年の経験や言い伝えから答えを導き出す先人の知恵には驚かされますね。
これからも些細で有益な情報をお届けできればと思います。
それでは以上となります。
おつかっれっしたー。